先日、お友達と2度めの台北國立故宮博物院展を見てきました。
初めに行ったのは7月下旬で、翠玉白菜白が台湾に帰った後だったので、かなり空いていて快適に見ることが出来たのですが、今回も前回よりは少し人が多かったもののかなりじっくりと見ることが出来ました。
同じお友達と行ったので、前回よりもさっと見て帰ろうねと言っていたのですが、結局3時間半くらいかけてしまいました。
理由は、お友達の持っていたオペラグラス。
中国の書画や磁器は、単眼のオペラグラスで拡大してみると、また違った世界が広がります。
特に今回見入ったのは、書の魅力。
全体を眺めた後、一文字一文字をアップで見ると、それぞれの書の筆のリズム感がとても気持ち良くて。
書についてはほとんど知識がないのでただそのバランスの素晴らしさとリズミカルな筆使いをじっくり見ました。
中国絵画も全体を見た印象と、オペラグラスで拡大してみたのとかなり違うことに驚くことが多いのです。
今回発見したのは、絵の中の人物の目の表情。
ガラス越しだとかなり離れて見ることになるので、目の表情まではよく見えません。
展示用のパネルで拡大した印刷物が貼ってあるのですが、それと実物をアップで見るのとでは全く違いました。
実物の人物は目が生きていて、表情がはっきりと見て取れます。
混んでいるときは他の人の迷惑になってしまうので、オペラグラスでじっくり見るのは難しいのですが、あまり混んでいない時を狙って、一度拡大してご覧になってみてください。
磁器のお宝については、また別のブログで。